形成外科

外来診療担当表
診療内容・特色

形成外科とは

形成外科とは、身体に生じた組織の異常や変形、欠損、あるいは整容的な不満足に対して、あらゆる手法や特殊な技術を駆使し、機能のみならず形態的にもより正常に、より美しくすることによって、みなさまの生活の質 "Quality of Life" の向上に貢献する、外科系の専門領域です。

診療内容

形成外科が対象とする疾患は、新鮮外傷、新鮮熱傷、顔面骨骨折および顔面軟部組織損傷、唇裂・口蓋裂、手・足の先天異常、外傷、その他の先天異常、母斑、血管腫、良性腫瘍、悪性腫瘍およびそれに関連する再建、瘢痕、瘢痕拘縮、肥厚性瘢痕、ケロイド、褥瘡、難治性潰瘍、その他(眼瞼下垂症、顔面神経麻痺、リンパ浮腫など)などです。大まかに言えば、見た目が問題になる部位の治療、治りにくい傷の治療、傷あとの治療を形成外科で行います。
各疾患の詳細については、日本形成外科学会ホームページ、「疾患紹介~こんな病気を治します!」をご参照ください。(手術法の詳細については、当院の方法とは若干異なる場合がございます)

「疾患紹介~こんな病気を治します!」

特色

2021年5月より、非常勤医師による形成外科診療を開始しました。京都府立医科大学形成外科と連携し、診療にあたります。
非常勤での体制となるため、日帰り手術(局所麻酔手術)で対応できる疾患をメインに扱っています。他科と連携する場合はその限りではありません。
形成外科での専門的な入院治療・管理が必要と判断した場合は、京都府立医科大学形成外科などに責任をもってご紹介します。顔面骨骨折(かおの骨折)や先天奇形(生まれつきの変形)などが該当します。基本的には、可能な限り当院で治療を行います。

形成外科単独での診療はもちろんのこと、さまざまな診療科と連携して治療を行っています。具体的な例は以下の通りです。

皮膚科

皮膚がん切除後の再建(皮膚移植や皮弁形成など)

乳腺外科

乳がん切除後の乳房再建(人工物、自家組織での再建)

皮膚科
循環器内科
糖尿病内科

糖尿病や動脈硬化に伴う難治性足潰瘍(なかなか治らない足の傷)

整形外科

外傷や術後感染などによる皮膚軟部組織欠損の再建(組織の移植など)

脳神経外科

外傷や術後感染などによる頭皮欠損の再建(皮膚移植や皮弁形成など)

などが挙げられます。
以上はあくまで一例であり、様々な再建手術を行っています。また、他科で受けられた術後創の創傷治癒遅延(傷がなかなか治らない)に関しても、形成外科で診療をします。

患者さんに対し親身な診療を心がけています。ご自身の症状が、上記のような疾患に該当するかわからない場合でも結構ですので、気軽に、当院形成外科へ相談してください。形成外科で治療を受けた方々が、笑顔で再び社会生活に復帰してゆく姿を見ることが、形成外科を専門とするわたしたちの最高の喜びです。どうぞよろしくお願い申しあげます。

診療実績

スタッフ紹介

非常勤医師恋水 諄源こいみず じゅんげん

出身大学

京都府立医科大学(2007年卒)

担当・専門分野

形成外科一般

資格・当院兼職

日本形成外科学会認定形成外科専門医

日本形成外科学会認定領域指導医

日本形成外科学会認定皮膚腫瘍外科分野指導医

日本創傷外科学会認定創傷外科専門医

日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会認定乳房再建用エキスパンダー/インプラント責任医師

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