脳神経外科

外来診療担当表
診療内容・特色

 当科では脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)、頭部外傷、脳腫瘍、水頭症、三叉神経痛、片側顔面痙攣などを主な対象疾患としています。
 当院は、日本脳卒中学会の一次脳卒中センター(Primary Stroke Center)に2019年から認定され、急性期脳主幹動脈閉塞症に対する血栓溶解療法と血栓回収療法への対応が可能です。
 2023年には、1階の患者総合サポートセンター内に脳卒中相談窓口を開設して、脳卒中への超急性期治療後の理学療法や退院後支援、再発予防の啓蒙へ円滑に移行できるようにしています。また、がん関連の脳卒中が増加しており、患者さんの個別の病状を十分勘案して最適と考えられる治療方法を選択するようにしています。
 手術に関して、直達手術では、術中ナビゲーションシステム、術中電気生理モニタリング、術中ICG血管造影を用いた手術を行い、脳血管内治療では、バイプレーン型血管造影装置、および放射線科の協力をえて、常時MRI検査を行える環境を整備して安全な治療を心掛けています。
 20241月から12月までの治療実績は入院患者数349名、手術件数149件(うち脳血管内治療手術数73件、血栓回収術10件)でした。
 普段の診療においては、一人ひとりの患者さんに時間をかけて対応するため、時にご迷惑をおかけすることがあります。できる限り迅速で丁寧に対応することを心掛けています。また、外科的治療に固執せず、患者さんの病態に応じた治療を多角的に検討するよう心がけています。
 なお、集学的な治療を必要とする脳腫瘍や脳血管障害の診断や治療、放射線治療、小児疾患などは必要に応じて京都府立医科大学脳神経外科およびその関連施設と連携して紹介します。

患者総合サポートセンター 脳卒中相談窓口

研究事業・臨床研究

当科では以下の研究事業と臨床研究に参加しています。
参加されたくない場合には、参加を拒否していただくことができます。当科のスタッフへお知らせください。なお、参加を拒否されることによって患者さんが治療上の不利益を被ることはありません。

動画で学ぶ「お酒と脳卒中予防」
お酒と脳卒中予防
これらの動画は、厚生労働省2024年度「循環器病に関する普及啓発事業委託費」によって制作されたものです。
制作・著作:日本脳卒中学会、日本脳卒中協会(厚生労働省2024年度「循環器病に関する普及啓発事業委託費」https://www.jsts.gr.jp/common/response_general.html
飲酒しないのがベスト 飲むなら少しだけ
《第1話》これだけある飲酒の悪影響
酒は百薬の長って本当?
  • パート1 飲酒のリスク
    【解説】神田秀幸先生(岡山大学学術研究院公衆衛生学)
  • パート2 おつまみがほしい
    【解説】神田秀幸先生(岡山大学学術研究院公衆衛生学)
  • パート3 女性の飲酒
    【解説】吉本尚先生(筑波大学医学医療系地域総合診療医学)
《第2話》飲酒の量は無理なく減らせる
健康に配慮したお酒に関するガイドライン
  • 早く減酒した方がよい人とは
  • 自分の飲酒量をつかもう
  • 減酒をするには
【解説】吉本尚先生(筑波大学医学医療系地域総合診療医学)

スタッフ紹介

部長宮本 淳一みやもと じゅんいち

出身大学

山口大学医学部(1998年卒)

担当・専門分野

脳神経外科一般

資格・当院兼職

日本脳神経外科学会認定脳神経外科専門医

日本がん治療認定医機構がん治療認定医

日本脳卒中学会認定脳卒中専門医

日本脳神経血管内治療学会認定脳神経血管内治療専門医

身体障害者福祉法指定医

京都府立医科大学臨床教授

医長山本 紘之やまもと ひろゆき

出身大学

京都府立医科大学(2012年卒)

担当・専門分野

脳神経外科一般

資格・当院兼職

日本脳神経外科学会認定脳神経外科専門医

日本脳卒中学会認定脳卒中専門医

日本脳神経血管内治療学会認定脳神経血管内治療専門医

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