脳神経外科

外来診療担当表
診療内容・特色

 当科では脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)、頭部外傷、良性脳腫瘍などを主な対象疾患としています。
また、当院は日本脳卒中学会の一次脳卒中センター(Primary Stroke Center)に2019年から認定され、特に急性期脳梗塞治療に注力しています。
 なかでも急性期脳主幹動脈閉塞症についてはMRI、造影CTでの脳灌流画像、バイプレーン型血管造影装置などを用いて超急性期治療を行い、術後の集中治療、理学療法、および退院後支援へ円滑に移行できるよう尽力しています。また、最近ではがん関連の脳卒中も増加し、患者さんの個別の病状を十分に勘案して最適と考えられる治療方法を選択するようにしています。

 2022年の診療実績は、入院患者数317人(脳卒中患者数172人)、手術件数106件(うち脳血管内手術件数46件)、急性期脳梗塞の主幹動脈閉塞症患者数23人(うち経皮的血栓回収術実施患者数13人)でした。経皮的血栓回収術については有効再開通率86%、術後約3か月の時点での自立生活率が追跡可能な範囲で46%でした。

 普段の診療においては、一人ひとりの患者さんに時間をかけて対応するため、時にご迷惑をおかけすることがありますが、できる限り迅速で丁寧に対応することを心がけています。また、外科治療に固執せず、患者さんの病態に応じた治療を多角的に検討することを心がけています。
 なお、集学的治療を要する腫瘍や血管障害の診断や治療、放射線治療、小児疾患などは必要時応じて京都府立医科大学脳神経外科およびその関連施設などと連携し紹介します。

研究事業・臨床研究

当科では以下の研究事業と臨床研究に参加しています。
参加されたくない場合には、参加を拒否していただくことができます。当科のスタッフへお知らせください。なお、参加を拒否されることによって患者さんが治療上の不利益を被ることはありません。

スタッフ紹介

部長宮本 淳一みやもと じゅんいち

出身大学

山口大学医学部(1998年卒)

担当・専門分野

脳神経外科一般

資格・当院兼職

日本脳神経外科学会認定脳神経外科専門医

日本がん治療認定医機構がん治療認定医

日本脳卒中学会認定脳卒中専門医

日本脳神経血管内治療学会認定日本脳神経血管内治療専門医

身体障害者福祉法指定医

京都府立医科大学臨床教授

医長山本 紘之やまもと ひろゆき

出身大学

京都府立医科大学(2012年卒)

担当・専門分野

脳神経外科一般

資格・当院兼職

日本脳神経外科学会認定脳神経外科専門医

日本脳卒中学会認定脳卒中専門医

日本脳神経血管内治療学会認定専門医

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