糖尿病合併症外来(紹介患者さん対象)

糖尿病は合併症の病気と言われています。しかし、日常臨床の中で忘れずにチェックするのは難しいことです。また、診療機関によって設備もさまざまです。
そこで、糖尿病合併症の検索をする外来を始めます。
受診後、1週間程度で紹介医療機関にお返事いたします。このシステムをご利用いただくと診療の手間や不必要な設備投資を節約でき、また患者さんにとっての利益もあると確信しております。
なお、血糖コントロール等についての相談が必要な場合は、通常の糖尿病内科にご紹介ください。

診察日火曜日・木曜日・金曜日(2025年8月1日~)
予約完全予約制です。所定の申込票にてご予約ください。
受診ご希望の1週間前までに、地域連携室までお申し込みください。
なお、患者さんご本人からの予約はできません。
持ち物
  • 紹介状、検査データ
  • 予約票
  • 京都済生会病院の診察券
  • 問診票
  • マイナンバーカード、保険証など 保険情報がわかるもの
検査項目および費用
基本セット
  • In Body
  • CVR-R
  • ABI-PM
  • 頚動脈エコー
  • 栄養指導

1割負担:約1,500円、2割負担:約3,000円、3割負担:約4,500円

オプション1(希望者のみ)
  • 血液検査(一般採血、HbA1c)

1割負担:約550円、2割負担:約1,100円、3割負担:約1,650円

  • 尿検査(尿一般)

1割負担:約10円、2割負担:約20円、3割負担:約30円

オプション2(希望者のみ)

オプション2を希望される場合は、検査結果までに時間がかかるため、診察日の1週間以上前に一度来院をお願いします。

  • 血液検査(CPR)

1割負担:約330円、2割負担:約660円、3割負担:約990円

  • 血液検査(抗GAD抗体)

1割負担:約360円、2割負担:約720円、3割負担:約1080円

  • 尿検査(微量アルブミン尿)

1割負担:約130円、2割負担:約260円、3割負担:約390円

  • 心エコー

1割負担:約880円、2割負担:約1,760円、3割負担:約2,640円

  • 腹部エコー

1割負担:約530円、2割負担:約1,060円、3割負担:約1,590円

腹部エコーは昼食が欠食もしくは延食となるので、検査日の投薬についてあらかじめご指示をお願いします。
検査説明と注意事項
  • In Body
    栄養・身体・健康状態、BMI・体脂肪率、筋肉の状態、水分バランス等を調べます。
    ペースメーカー植え込みされている方は検査禁忌です。
    ストッキングやタイツは脱いでいただき、ネックレス、イヤリング、指輪、時計などは外していただきます。
  • 心電図R-R間隔変動(CVR-R)
    15分間ベッド上で安静になっていただいた後、3分間の心電図を記録します。
    心電図記録:両手首、足首と胸の素肌に直接電極を装着します。
    厚手の上着、ストッキングやタイツは脱いでいただきます。
  • 血圧脈波伝播速度(ABI-PWV)
    ベッド上で両腕、両足首にマンシェットを巻き心音・心電図と同時に血圧を記録します。
    血管の硬さや足の血管が詰まっていないかを予測します。
  • 頚動脈エコー
    左右の頚部(耳下部から鎖骨まで)に専用ゼリーを塗り、超音波をあてて頚動脈血管内部の状態や血液の流れを観察します。
    ネックレス、イヤリングなどは外していただきます。首周りが広く開く服装でお越しください。
  • 栄養指導
    栄養士が患者さんの生活環境やライフスタイル、食習慣などを考慮した食事療法のアドバイスを行い、疾病の改善や重症化防止につなげます。
  • 血液検査(一般採血、生化学検査、HbA1c)
    一般採血は血液中の赤血球、白血球、血小板などの量や数を測定します。貧血や炎症等を調べます。
    生化学検査は体の健康状態を調べます。糖尿病、脂質異常の確認、腎臓、肝臓の異常を調べます。
    HbA1cは血液中のヘモグロビンのうち、糖が結合している割合を調べる検査です。糖尿病の診断や血糖コントロールの評価に用いります。
  • 尿検査(尿一般)
    尿一般は主に尿の中に含まれる糖、蛋白、潜血の有無を調べます。糖尿病及び尿中に糖が出やすい体質の有無の状態を調べる検査です。
  • 血液検査(CPR)
    CPRは膵臓で生成されるインスリンの生成過程で生じる副産物であるペプチドを測定する検査です。インスリン分泌機能を評価します。
  • 血液検査(抗GAD抗体)
    抗GAD抗体は膵β細胞など存在する酵素に対する自己抗体です。1型糖尿病患者の多くで検出され、早期発見や診断、病気の進行状況の評価に用いられます。
  • 尿検査(微量アルブミン尿)
    微量アルブミン尿は尿中に微量に排出されるアルブミン(タンパク質)を調べる検査です。糖尿病が原因によっておこる腎臓の障害を早期発見する検査です。
  • 心エコー
    胸に専用ゼリーを塗り超音波をあてて、心臓の大きさや動きを観察します。
    上半身をできるだけ薄着になっていただきます。(肌着1枚程度)
  • 腹部エコー
    腹部に専用ゼリーを塗り、超音波をあてて、主に肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、脾臓などの臓器の異常や疾患を観察しますます。上半身をできるだけ薄着になっていただきます。(肌着1枚程度)

ご予約・お問い合わせ

問合せ先
京都済生会病院 地域連携室
受付時間
平日午前9:00~午後7:30
お問合せ
TEL:075-956-3825
FAX: 075-956-3826
内容についてご不明なことがございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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