《イベントレポート》竣工1年を記念して、当院初の済生会フェア開催

2023年03月23日(木曜日)

2023年3月11日(土)に当院初開催の「済生会フェア」を開催しました。当日は晴天に恵まれ、約3100名のみなさまにご来場いただきました。
3月11日という東日本大震災の日であることからテーマを「けんこうとぼうさい」として、様々な催しものを院内各所で実施しました。

今回は当日の様子をお伝えします!

誰も取り残さない社会の実現を目指して―トークセッション

なでしこホールでは、中村直登 京都府済生会支部長の開会の挨拶に続き、中小路健吾 長岡京市長をお招きして、炭谷茂 済生会理事長、吉田憲正 院長の3名でトークセッションを行いました。

「誰も取り残さない社会の実現を目指して」と題したトークセッションでは、行政・済生会・病院、それぞれの取り組みから住み慣れた街で「暮らす」ために必要なことや医療や福祉の活動を通して地域社会のつながりを構築することについて語りました。

 中小路市長からは「長岡京市障がい者基本条例(平成30年4月1日施行)」での「アイサポート運動」の展開や「長岡京市パートナーシップ宣誓制度(令和3年6月1日)」、令和5年度から本格実施する「とりこぼさない支援体制整備事業」、すべての世代が一緒に楽しめるインクルーシブ公園の整備、共生型福祉施設の整備推進についてお話がありました。

 済生会 炭谷理事長からは、済生会の取り組みとして、貧困対策、就労支援、児童に対する支援、高齢者に対する支援など多様な事業の実施し、自治体、企業、医療・福祉関係組織、ボランティア団体などと連携することで「まちづくり」にも全国各地で展開していると紹介。ソーシャルインクルージョンは人とまちを元気にすると炭谷理事長は語りました。

 当院 吉田院長からは、産学連携で取り組んだホスピタルアート(4階小児科病棟)、障害がある方の働く場の提供となった1階の就労支援カフェ、済生会フェアでのフードパントリー事業などの新しい取り組みのほか、これまで実施してきた生活困窮者支援事業、市民公開講座や地域イベントの参画などの地域との関わりなど当院が取り組むソーシャルインクルージョンについて紹介しました。

 3名の発表のなかにも何度も出てきた「つながり」「連携」についても意見交換をして、済生会と長岡京市、京都済生会病院など地域と団体が連携して「誰も取り残さない社会の実現」を目指すことを確認しました。

トークセッションを動画でみる

大人気の村田製作所チアリーディング部の応援パフォーマンス、当院医師3名による市民健康講座、向日町警察署の防犯・交通教室など

トークセッションのほか、なでしこホールでは当院医師による市民健康講座、村田製作所のチアリーディング部の応援パフォーマンス、向日町警察署の防犯・交通教室などが行われました。
午後2時46分には、東日本大震災の被災者を悼み黙祷を行いました。

村田製作所チアリーディング部応援パフォーマンス
市民健康講座 消化器内科副部長 森本泰隆
向日町警察署 防犯・交通教室
市民健康講座 整形外科 医長 大石久雄

市民健康講座は動画で公開しています。ぜひご覧ください。

市民健康講座を動画でみる

院内各所で体験やイベントが行われ、たくさんの方々で賑わいました

 当日は病院を地域に知ってもらうためのイベントが盛りだくさん。災害医療を学べるトリアージ体験や病気などで倒れた人を救う一次救命体験、医療従事者のユニホームを着て記念撮影をするコーナーには多くの家族連れが訪れていました。そのほか、多くの催しが院内(1階・2階)のあちこちで行われました。

一次救命体験
ユニホーム体験(DMAT)
体力測定
手洗いチェック
健診センター 保健師や医師による講座や相談
ユニホーム体験
妊婦体験
筋力測定
長岡京市ガラシャ祭りのキャラクター「お玉ちゃん」
お母さん体験

 また、企業や団体ともコラボした企画も実施。
 OTOKUNIレザミさんによるマルシェや赤ちゃんイベント、オムロン ヘルスケアの血圧・心電図測定体験、ユニクロによる障害者や高齢者が脱ぎ着しやすい服の展示、乙訓地域の社会福祉協議会と共同で取り組んだフードパントリー、ココカラファイン薬局での調剤体験、向日町警察署、長岡京消防署のミニ制服体験と緊急車両との記念撮影会なども行われました!

OTOKUNIレザミ「五感を楽しむマルシェ」
オムロン ヘルスケア 血圧・心電図測定体験
社会福祉協議会と取り組んだフードパントリー
長岡京消防署 緊急車両、ミニ制服で記念撮影会
OTOKUNIレザミ ハーフバースデー
ユニクロ 前開きインナーの展示
ココカラファイン薬局 調剤体験
向日町警察署 白バイ・パトカー・ミニ制服で記念撮影会他

ありがとうございました!

「毎年開催してほしい」
「子連れでも大丈夫かな?と不安でしたが、大人も子供も楽しめる工夫が沢山あり、楽しかったです!」
「地域の市民に寄り添ってくださり、とても良い催しでした。」
など、来場されたみなさまからもあたたかい感想やご意見もいただき感謝しています。
また、スタッフで参加した職員も来場されたみなさまとの触れあいがとても刺激になり、普段の病院とは違った賑やかな雰囲気に「病院の新しいカタチ」を実感しました。

 当院としては初めての開催で、いたらない点もあったとは思いますが、みなさまの感想やご意見を参考に、今後も地域に開かれた、地域のための病院として「まちづくり」に貢献していきます。

 来年度も地域連携型イベントとして、開催できるよう職員一同取り組んでいきます! 
「済生会フェア」にご来場いただいたみなさま、ご協力いただいたみなさま、まことにありがとうございました。

済生会フェアの詳細はこちら

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