旬の食材と栄養 「鹿ケ谷南瓜」

2023年09月13日(水曜日)

京の伝統野菜のひとつである鹿ケ谷南瓜は、京都では「おかぼ」と呼ばれ親しまれています。
もともとは一般的なカボチャと同じような形でしたが、栽培を繰り返すうちに現在のような「ひょうたん型」に変化しました。その形のおもしろさから、食べるだけでなく観賞用にも用いられています。味は淡泊で、肉質は緻密かつ粘質です。煮崩れしにくく出汁をしっかりと吸いやすいため、「おかぼの炊いたん」や「そぼろあんかけ」にして食べられています。
鹿ケ谷南瓜は食物繊維やβ-カロチンが豊富で、ビタミンB1・B2・C、カルシウム、鉄などがバランスよく含まれていて免疫力向上に効果的です。また血中の中性脂肪を下げる作用や、血栓ができるのを防止する作用、高血圧を予防する作用があるリノレン酸も豊富に含まれていて、生活習慣病予防に期待できます。

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