ことばのあや(11)

2023年09月13日(水曜日)

「少子高齢化社会において...」という言葉をよく耳にしますが、「高齢化」とは65歳以上の高齢者の割合が人口の7%を超えた状態を指します。日本は1970年から高齢化率7.1%を超えているので、とっくに「高齢化」しています。
65歳以上の高齢者の割合が人口の14%を超えると「高齢社会」、人口の21%を超えると「超高齢社会」と呼びます。2010年に23%を超えたので、今の日本は「超高齢社会」です。もしかしたら「ハイパー高齢社会」「アルティメット高齢社会」を迎える日が来るかもしれません。ちなみに人口学では合計特殊出生率が人口を維持するのに必要な水準を相当期間下回っている状況を「少子化」と定義しています。日本では1970年代半ば以降から「少子化」状態です。つまり、今の日本は「少子超高齢社会」ということになります。(M)

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