旬の食材と栄養 「慈姑(くわい)」

2025年11月19日(水曜日)

くわいは、オモダカ科の水生植物で、芽が出る姿から「芽出たい(めでたい)」とされ、また、大きな芽が伸びる様子から「出世や向上」を象徴する縁起物として、おせち料理などで食べられます。主な産地は広島と埼玉で、11〜1月ごろが旬です。
くわいは、カリウムを多く含み高血圧の予防や改善、むくみ解消にも効果的です。ビタミンB群のビオチンやビタミンCも豊富で、疲労回復や免疫力向上にも役立ちます。
特有のえぐみがあるため、皮をむいて水にさらし、米のとぎ汁などで茹でてアクを抜いてから調理します。加熱するとホクホクとした食感とほろ苦さに加え、ほのかな甘みがあるのが特徴です。煮物や素揚げ、炊き込みご飯のほか、サラダで食べても美味しくいただけます。

くわいの写真

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