旬の食材と栄養 「白魚」

2021年02月01日(月曜日)

「月も朧に白魚の篝も霞む春の空」とは歌舞伎「三人吉三廓初買」の名台詞。
最後の台詞「こいつぁ春から縁起がいいわえ」は有名ですね。江戸時代、隅田川で篝火を焚いて白魚漁がはじまると、春が訪れるといわれました。白魚は春の季語です。2〜4月に旬を迎え、細くとがった魚体は、新鮮であればあるほど透き通っていて美しいです。骨ごと食べられる魚でカルシウム・マグネシウム・リンなど骨の生成に不可欠なミネラルを豊富に摂取できます。また、ビタミンAとなるレチノールが多量に含まれています。活性酸素を抑えて動脈硬化、心筋梗塞などの生活習慣病の対策や免疫力も向上にも期待できます。
 春の味覚の白魚は、刺身や天ぷら、かき揚げ、煮物、吸い物、しらす干しなど様々な料理に使用できますよ。

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