旬の食材と栄養 「日向夏」

2021年05月01日(土曜日)

 日向夏のおいしさの秘密は果皮の下にあるアルベドというふかふかの「白い綿」にあります。綿だけ食べてもほんのりとした甘味があります。果肉といっしょに食べると果肉の酸味がマイルドになり、綿のふわふわ感と相まって、日向夏ならではの風味が楽しめます。
皮膚や血管の老化を防ぎ、免疫力をアップさせる働きがあるビタミンCが多く、コラーゲンの合成に働くので、筋肉や骨を強くし、肌にハリを持たせてくれます。鉄の吸収を高めたり、メラニン色素の沈着防止やストレスを和らげたりする効果もあります。カルシウム・マグネシウム・鉄などのミネラルの吸収を助けるクエン酸も豊富です。善玉菌を増やして腸内環境を改善したり、腸内の老廃物と結びつき蠕動運動を促進したりします。また、白い綿と果肉を含む薄皮もいっしょに食べる日向夏は老廃物を排出するなどの働きがある食物繊維もとることができます。

pixta_10792046_M.jpg

掲載の「京なでしこ」を見る

カテゴリ:

  1. 全ての一覧

ページ
先頭へ