旬の食材と栄養 「芽キャベツ」

2023年04月06日(木曜日)

 大きな葉の下にできる脇芽が結球した部分で、1株につき50個以上なる芽キャベツは、「子持ちキャベツ」とも呼ばれています。
 日本には明治時代に伝わり、現在は収穫量の約9割を静岡県が占めています。芽キャベツは高温と湿気に弱いため、収穫時期は12月から3月までに限られ、この時期だけ楽しむことができる食材のひとつです。
 芽キャベツは小さいながらも優れた栄養素を含み、キャベツと比較するとビタミンCは約4倍、食物繊維は約3倍、ビタミンB2は約7倍、βーカロテンはなんと約14倍も含まれ、栄養がぎゅっと詰まっています。芽キャベツの中でも結球しない品種のプチヴェールには、カルシウム、鉄、ビタミンC、葉酸なども豊富に含まれています。
 芽キャベツは少しアクがあるので、調理の際は下茹でが必要です。甘みの中にほのかな苦さがあるので、バター炒めやシチューなどの洋風料理に向いています。

掲載の「京なでしこ」を見る

カテゴリ:

  1. 全ての一覧

ページ
先頭へ