菅原道真が都への名残を惜しんだ ・・・見返り天神「長岡天満宮」 

2023年04月06日(木曜日)

ちょっとそこまで。― 当院からちょっとそこまで歩いた先にあるものを紹介します!

菅原道真が都への名残を惜しんだ ・・・見返り天神

長岡天満宮

当院前の府道10号を京都方面へ歩くと左手に石段の上の大きな鳥居が見えてきます。鳥居をくぐると八条ヶ池がひろがり、キリシマツツジ、梅、桜、あじさい、紅葉など四季折々の景色が美しい神社が長岡天満宮です。

- 由緒

学問の神様で有名な菅原道真公は、平安時代に在原業平とともにこの地でしばしば詩歌管弦を楽しんだそうで、道真公が大宰府に左遷されたときに、都を振り返って「我が魂長くこの地にとどまるべし」と名残を惜しまれたことから「見返り天神」とも言われています。
その時の従者に贈った道真公自作の木像を、道真公没後にご神体として祀ったのが長岡天満宮のはじまりです。


- 映える!みどころ 

●社殿

現在の社殿(御本殿、祝詞舎、透塀)は1941年に京都の平安神宮の社殿を移築したもので、正面の朱塗りの拝殿は「菅公御神忌1100年大萬燈祭」の際に、既存の拝殿を増改築したもの。拝殿の後ろには、平安神宮から拝領移築された本殿の姿を垣間見ることができます。拝殿前の左右の梅は、花の季節には良い匂いを漂わせ朱塗の拝殿にとても映えます。


●真紅の回廊

4月中旬から下旬に見ごろを迎えるキリシマツツジの真紅の回廊は息を飲む美しさです。
大鳥居をくぐってすぐ、約70mの回廊の両側を真っ赤に染めるその景色を見ようと全国各地から観光客が訪れます。
樹齢約170年のキリシマツツジは長岡京市の天然記念物です。


●秋はもみじの庭園へ

本殿への参道の途中にある弁天池の周辺は紅葉庭園錦景苑として整備され、秋になるとまさに錦模様に。
紅葉の季節にはライトアップされ幻想的な風景がひろがります。


●八条ヶ池の水上橋と桜

桂離宮をつくった八条宮智忠親王によって「八条ヶ池」が整備されました。池の上には中国・浙江省の西湖(せいこ)に浮かぶ島「三譚印月(さんたんいんげつ)」の回廊をモチーフにした「水上橋」が架けられています。
春には桜のライトアップも。八条ヶ池に水鏡のようにうつる桜並木がとても綺麗です。


長岡天満宮
住所 長岡京市天神2-15-13 電話 075-951-1025
当院から徒歩15分ほど、阪急長岡天神駅約徒歩10分

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